お笑い芸人をやっていたことがあるんですよ。
高校時代の友人と漫才コンビを結成していましてね、新人コンクールで結構いい成績を残したこともあるんです。まあ、いいように言えば「将来を嘱望されたコンビ」だったんです。でもね、それは逆で、そこが頂点だったんですよ。
もう全然売れなくてね、月収ゼロの時もありました。仕事では全く食っていけなくて、アルバイトで何とか食いつないでいましたね。
その当時、ある女芸人と同棲していたんです。いや、同棲ではないかな。今で言うルームシェアです。その女芸人もコンビでね、4人1部屋で雑魚寝してましたね。
お金ないし遊びにも行けないし、お金がかからずに楽しめること・・・と言えば、セックスです。
なので、4人でよく乱交はやってましたね。ちなみに、もし風俗で出てきたら間髪入れずに「チェンジ!」するようなレベルの女でした。僕たちも人のことは言えませんけど、今から考えたら、いくら相手がいないとはいえ、あんなブスたちとよくセックスできたなと思います。ホント、性欲発散のためだけでした。
肉便器
相手がいない者同士がお互いを肉便器にする。肉便器の作り方としてはもっともアリでしょう。彼女たちも「うちらアンタらの肉便器やからね」とネタにしていたくらいで、悪い気はしていなかったはずです。
こうして、肉便器の作り方には成功したものの、肝心の漫才の方はさっぱり売れず。末期には「ニックベンキー」と改名して下ネタばっかりやってました。こんなコンビ売れるわけないですわな。
女芸人二人も同じような感じでした。そして、程なくして相方がその一人をうっかり孕ませてしまいましてね。責任取る感じで収入が安定している普通のサラリーマンへと転職しました。
僕も、相方がいなくなってお笑いを続ける意欲が無くなってしまい、やがて廃業しました。ただ、残された女芸人の一人は新しい相方を見つけて漫才を続けていますね。僕も引っ越したし、違う世界の住人になったので彼女とのつながりも無くなり、彼女を肉便器にすることも無くなりました。
彼女は、新しい相方を見つけてそれが結構ウケたようで、テレビ番組にも現在進行中で出演しています。画面越しに彼女のブサイクなツラを見るにつけ「俺の肉便器だったのになあ」と思いにふける次第です。
ただまん女子
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